「サイレントマジョリティ」
欅坂46というグループが凄く話題になっているらしくて、
その話題の彼女達のデビュー曲を聴いてみた。
タイトルは「サイレントマジョリティ」。
聴いてみて、秋元康氏はひょっとすると思想家なのではないかと感じた。
AKB48というと、凄く売れて有名な曲は何曲か知っているし、
割とポップで明るく、カラオケで楽しく歌って盛り上がる感じの曲が多いイメージだったけれど、
このサイレントマジョリティは無意識に歌詞に耳がいってしまって、それでいて心に刺さる歌詞であった。
「この世界は群れていても始まらない
Yesでいいのか
一歩踏み出しにくい今の日本の世の中に疑問を投げかける曲だ。
(そんな説明でまとめてしまってはいけないのだが…)
この歌詞を曲にし、
10代20代の若いアイドルグループが歌うということは、凄くインパクトの大きいことだと思う。
単に女の子達を集めて歌い踊らせ、一連のグループを拡大し金を儲けようとするだけではない、秋元氏の壮大なイメージの一片をこの曲で観た気がした。
"国民的"アイドルと呼ばれるほど、幅広い年代が聴く曲を、メッセージとしてアイドルグループに乗せて伝えているのは凄いと思うし、悪い意味でなく恐ろしいなと感じた。
そしてこの曲は何故話題を呼んでいるのか。これを聴いている他の人たちは何を感じているのか。
…うまく言葉にならないけれど。もう一回聴いてみよう。